AI関連の仕事と一口に言っても、今では非常に多種多彩な職種があります。直接AIプログラムの開発を行う仕事があり、プログラミングに関する高い技能と経験を要求される反面、その職種の将来性は確かなものです。
AIプログラムは今後、IT業界以外に浸透する可能性が高いです。農業や水産加工、自動車産業やクリエイティブやエンターテイメント業界にも浸透していきます。家庭用ゲーム機やスマートフォンアプリ開発の分野でもAI技術の応用的な運用が進んでおり、ゼロからAIプログラムを作り上げられる人材は、各分野の企業からヘッドハンティングされます。
同じAI開発でも、将来的に需要が期待されるのは、マニュアル的な対応をするプログラムではなく、臨機応変に対応出来る、言わば人の感覚に近いプログラムです。直感的にライトユーザーが使える会話型のAIプログラムや高齢者やハンディキャップを抱える人々の話し相手になれる優しいロボットなど、こういった技術や製品が将来の日本の成長産業です。AIプログラマーやソフトウェア開発者などの仕事のニーズは今後より一層、増加します。
AIプログラムの保守と点検を担う仕事もまた将来性にお墨付きがあります。プログラム開発者はAI業界の花形ですが、製品として実際に運用するためには、必ずその保守とメンテナンスを請け負う専門職のスタッフが不可欠です。
天才肌のプログラマーが開発したAIにも、必ずどこかに脆弱性やバグが存在するものです。その盲点を開発者に成り代わって修正したり、逐一アップデートで改善する、このような職種の需要も将来的に増加する見込みです。